皆様こんにちは、本日は知っている高級シャンパンを挙げてと言われたらほとんどの方がこの名前を挙げるはず。そう
Don Perignon(ドン・ペリニョン)
通称ドンペリですね。必ず名前は挙がるのにどういったシャンパンか知らない方も多いと思うので、今回は知ってそうで知らないドンペリの世界です。
まずドンペリという名前ですがこれは、シャンパンを発明したとされるベネディクト派の修道士、ドン・ピエール・ペリニョンに、ちなんで名付けられています。ドン・ペリニョンは発酵中のワインを瓶詰めして放置したところ、偶然、シャンパンが出来たという事が伝えられており’シャンパンの父’とも呼ばれています。
そしてこのドンペリを造っているのは、こちらも知らない人はいないであろうMoet & Chandon(モエ・エ・シャンドン)社なのです!!そうあのモエです。
んっ、どーゆー事?と思われると思います。つまりドンペリはモエ社の最高級シャンパンで生産者名ではないのです。
シャンパーニュ地方、最大手のモエ社が自社のこだわりや、情熱等を最大限に表現するためにシャンパンの父の名を冠し造り上げているのがドン・ペリニョン。では何をどうやって最高級のシャンパンにしているのでしょうか?
モエ社は自社の最高級商品になるための、非常に厳しいルールを設けています。
- ブドウの出来が最高の状態だった時のみ生産されます。単一年数表記(ヴィンテージ・シャンパン)になりますし、毎年の様には生産されません。
- ブドウも信頼しているブドウ栽培農家や、自社の畑のモノしか使わず、ほとんどが特級の格付けのブドウを使用。
- 澱と共に寝かせる期間を最低でも7-8年とっている。(規定上はヴィンテージシャンパンは最低36か月寝かせれば出荷して良い)この寝かせている保存コストだけでも相当な金額です。
毎年造られるわけではないうえ、長期熟成もさせる。つまり、非常に希少なシャンパーニュであることが、ドン・ペリニヨンが最高級になる理由なんです。ただ他の生産者のフラッグシップシャンパンに比べると生産量が圧倒的に多いので見かける機会が多くなるんですね。
現在モエ社はMHDという会社が運営しておりその中には、シャンパンですとクリュッグ、ヴーヴ・クリコ。ファッションはルイ・ヴィトン、ブルガリ等が入っているフランスを代表する大会社になっています。
なので豊富な資金と、長い歴史から培われた経験が存分に出せる環境で造られるのがドン・ペリニョンなのです。
これで少しはドンペリについてお判り頂けたでしょうか?名前は知ってるけど何だか知らないシリーズ第一弾でした。
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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