皆様こんにちは。本日はブログやYouTubeに挙げた中でも、人気の高かった自然派ワインのお話です。その中でも今回は、ナチュラルスパークリングワインにスポットを当てていきたいと思います。
名称
まずナチュラルスパークリングワインは、フランス語のPetillant Naturel(ペティアン・ナチュレル)の略でPet-Nut(ペット・ナット)と呼ばれています。フランス、ロワールの自然派の造り手であるクリスチャン ショサールが名付けたのが発端になっています。
造り方
ワインの製造工程の、アルコール1次発酵の途中の残糖がある状態で瓶詰してしまいます。そこに亜硫酸を添加しなければ発酵は継続し、炭酸ガスが発生してスパークリングワインになるという訳です。同じスパークリングワインでも瓶内2次発酵を人の手で行うシャンパンとは、もはや真逆と言っていい造り方になっています。
特徴
特に決まった品種や製法がある訳ではなく、ただ自然のままに造るので白、オレンジ、ロゼ、赤とカラーも様々なので決まった味わいはありません。しかしだいたい共通してるのは、アルコール度数は低めでフレッシュ感があり、ジューシーで酸味がしっかりしている所です。ガス圧はシャンパン等のスパークリングワインに比べると、とても弱く優しい口当たりになっています。
そして澱引きをしないのも特徴的です。澱引きをしないのでボトルにはそのまま澱が沈んでいます。ですので熟成させると、この澱からワインに旨味が戻ってきますのでより深い味わいを楽しめるようになっています。
抑えておきたい生産国
今や世界中で造られているペット・ナット。その中でもここはという筆者オススメの生産国は
- オーストリア
- フランス
- オーストラリア
- ニュージーランド
となっています。これらの国々のペット・ナットの生産者を抑えればそこまでのハズレは無いのかなという印象です。(外れたらすいません💦)
オススメ、ペット・ナット
今回オススメのペット・ナットは
Cambridge Road Naturalist (ケンブリッジ・ロード ナチュラリスト)です。
1986年に設⽴されたケンブリッジ ロードは元々ブドウ農園。ニュージーランドの北島マーティンボローのテラスに広がる5.5haのこの畑は、街からほど近いエリアにピノ ノワールとシラーを植樹する事からその歴史をスタートしましたがマーティンボローで初めて有機農法にチャレンジした農園としてもよく知られている存在です。
ワインメーカーであるランス レッジウェルは、ワイナリーのみならず畑を含めた全てをマネージしています。バイオダイナミクスによるプラクティス、人為的アプローチを極⼒排除したシンプルな醸造は未だニュージーランドでは変人扱いされてしまいますが彼は我関せずといった姿勢で日々の積み重ねに精を出しています。
こんな変人扱いされるほどの人物が造るペット・ナットは、白桃や柑橘の爽やかな香り。味わいはジューシーでありながらボリューム感に富み、程よい酸味がとても心地よいフィニッシュへと導いてくれるバランスのいいペット・ナットとなっております。
こちらは当店で1,600バーツにて販売しておりますが数が極少量となっておりますのでご興味ある方はお早めに。
さて今回はシャンパンばかり飲んでいる筆者オススメのペット・ナットのご紹介でした。もちろんケンブリッジ・ロード以外にも取り扱っていますので気軽にご相談くださいね。
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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