皆様こんにちは、今回も主要品種のご紹介です。第3回目の今回は白ブドウのChardonnay(シャルドネ)を取り上げていきます。
どんな品種?
シャルドネはフランス、ブルゴーニュ地方発祥の白ブドウです。世界中で栽培されており、デイリーなワインから世界最高峰のワインまで幅広く造られています。白ブドウでは間違いなく1番人気のスーパースター的存在です。
特徴
シャルドネの特徴は個性があまりないのが特徴です。白ワインのスーパースターで世界最高峰のワインもシャルドネで造られるのになんで?と思われると思います。
シャルドネ自体は個性が無いのですが、その代わりに栽培されている土地や気候を味わいで表現してくれるのです。例えば冷涼な気候であればしっかりとした酸を蓄えすっきりとしたワインに、温暖な気候だとトロピカルフルーツの様な果実の風味があるワインに。その土地に合わせ、求められる味わいに変化してくれる。そう、それはまるで与えられた役になりきって演じる女優の様なイメージなのです。
おすすめ生産国
- フランス 最高峰のシャルドネの生産地
フランスはブルゴーニュ地方がシャルドネの名産地になります。ブルゴーニュ地方と言っても広く様々な個性があります。すっきりしたシャルドネを飲みたいならミネラルたっぷりの土壌のChablis(シャブリ)、コクと香りを楽しみたいのならCote de Beaune(コート・ド・ボーヌ)地区のワイン。果実味が強い方が良ければ南のMacon(マコン)地区のワインというようにお好みの味わいによって選ぶのが良いでしょう。
- アメリカ 重厚感あるシャルドネ
アメリカ、カリフォルニア州で多く造られています。温暖な気候で栽培されるシャルドネは、凝縮度の高い果実風味と、オーク由来のバニラやトーストの香りが特徴のワインが多い。どっしりとした白ワインを求めている方にお勧めの生産地です。
- アルゼンチン 果実味に富んだシャルドネ
アルゼンチンは標高が高く乾燥しているのがシャルドネ栽培にとても適しています。南国のフルーツの様なトロピカルな感じと、キレイな酸味がバランスよく備わったワインが多い。値段も上記の2か国に比べるとお手頃なものが多いので、シャルドネ初心者はアルゼンチンから入るのがお勧めです。
合わせる料理
様々な顔を持つシャルドネには、その個性に料理を合せます。
すっきりしてミネラルが強いシャルドネには生カキやシーフードのマリネ。重厚感あるシャルドネには白身魚のムニエルや甲殻類のグラタンというようにバターやオイルを使って合わせるのが良いでしょう。
今回は様々な表情を見せてくれるシャルドネを簡単に紹介しました。次回も主要品種シリーズです!それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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