愛される個性派品種 シラー

皆様こんにちは、本日は黒ブドウの中でもかなりの人気品種Syrah(シラー）のご紹介です。ここタイ、バンコクでもこの品種が好きという方をよくお見掛けします。

フランス、コート・デュ・ローヌ地方原産の品種シラー。現在は世界中で栽培されている国際品種になっています。品種自体に強い個性がありながらも、産地の特色を色濃く反映したワインに仕上がります。生産地によって呼び名が変わり、オーストラリア等ではShiraz（シラーズ）と呼ばれています。

果皮が厚いシラーズ

特徴

シラーから造られるワインは一般的に色が濃く、ボディがしっかりとしていて豊富なタンニンを持つのが特徴。香りは黒い果実やジャム、スパイス感が際立ちます。味わいも、しっかりとしたタンニンに黒いベリー系の果実味に富んでいます。同じ重ための品種カベルネ・ソーヴィニョンと比べると果実味が強いので口当たりも良く飲みやすくなっています。そしてタンニンが豊富なため長期の熟成にも耐えられるポテンシャルを秘めています。

様々なスパイスが感じられるシラー

おすすめ生産国

フランス、コート・デュ・ローヌ地方

原産地という事もあり外せない生産地になります。ここはシラーに少量の白ブドウをブレンドする所が多く、シラーのスパイシーさと強い果実味に、白ブドウの華やかさが加わったワインが生産されています。Cotes du Rhone(コート・デュ・ローヌ）としか書かれていないワインでしたら比較的お値段もお手頃なモノが多いので入門編としては良いと思います。

オーストラリア

オーストラリアと言えばシラーズ！と言われるくらいのシラーズの名産地。温暖な気候で熟したシラーズは果実味がとても強くスパイシー。タンニンも豊富だが、まろやかで飲みごたえのある味わい。デイリーな価格帯のモノから高級なモノまで幅広く造られていて、フランスのワインに比べ果実味が強いので力強いワインが好きな方にオススメ。