皆様こんにちは、本日は主要品種の中でもほぼイタリアでしか成功していない品種Nebbiolo(ネッビオーロ)のご紹介です。「王のワインにして、ワインの王」と称されるバローロに使用されるこのネッビオーロはどのような品種なのでしょうか?
どんな品種?
イタリア、ピエモンテ州を代表する品種でイタリアで最も高貴な品種として知られています。発芽時期が早いのに収穫時期が遅く、常に様々な病害のリスクにさらされるので、栽培がとても難しい品種になります。なので栽培地域もピエモンテでさえ限られた地域だけとなっています。
特徴
ネッビオーロはよく豊富なタンニンが特徴と書かれています。これを聞くとカベルネ・ソーヴィニョンの様な、どっしりとしたワインをイメージされると思いますが、実際のイメージはピノ・ノワールにタンニンを豊富に加えた感じです。なので、とてもエレガントでありながら豊富なタンニンにより、しっかりとした飲みごたえが味わえるワインに仕上がります。
香りはバラやチェリーを感じ、熟成によってキノコやタバコ、トリュフ、プルーンといった複雑性に富んだ香りへと変化していきます。
オススメ生産国
もうこれは一択でイタリア、ピエモンテです。特にその中でもBarolo(バローロ)やBarbaresco(バルバレスコ)をオススメします。この二つの村はそれぞれ『ワインの王』『ワインの女王』と呼ばれるほどのネッビオーロの名産地になっています。価格帯も、造り手をそこまで選ばなければ割とお安めに手に入ります。ただこの二つの村のワインは若いうちも、もちろん美味しく飲むことはできますが、やはりある程度熟成させてからが本領発揮となります。なので10年以上熟成されているワインを発見したら購入をオススメします。
注:ブルゴーニュワインよりも古いワインを見つけやすいです。
合せる料理
じっくり煮込んだ牛肉の煮込みや、仔羊のローストが良いです。また熟成したネッビオーロにはマッシュルームやトリュフの香りが出てくるので、ピエモンテ産のトリュフをたっぷり使ったステーキやリゾット、パスタ等も最高です。(いくらするんだ💦)
今回はあまり世界的に栽培されていないネッビオーロをご紹介いたしました。一度は熟成したバローロいぇバルバレスコを飲んでみたいものですね🍷
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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