今回は、タイのカオヤイにあるAlcidini(アルシディーニ)ワイナリーを訪問してきました。
場所はこちら。
こちらのワイナリーは1998年に設立され2004年に初めてのワインをリリースした父、母、息子の家族3人で経営している小規模なワイナリーになります。以前、息子さんはアメリカのナパバレーで修業していました。
Alcidiniの名前の意味はこのワイナリーの看板にも大きく飾ってある”カワセミ”のラテン語読みらしいです。
さてこちらのワイナリーでは11種類のブドウを栽培しています、ただワインとして販売できる量を収穫出来ているのはシラーズとマスカットだけになります。
この2つのブドウ畑はすぐ目の前なので見学可能です。
ブドウ栽培に関しては農薬などの化学物質を一切使わないため色々な工夫をされています。
その一つがこちら
ヒツジやアヒルを飼っていてこれらを畑に毎日朝と夕方に放ち雑草や虫を食べてもらって畑を健全な状態にしています。
シーズンオフでもキレイな畑です。摘み残されたシラーズもありました。
さて建物の中はワインやグッズが販売されているほか、100THBでワインテイスティングもできちゃいます。現在のラインナップはこちらの全6種類、
基本的にはシラーズ、マスカット、もしくはその2種のブレンドになってます。
ここでは息子さんに丁寧に説明して頂きました。
まずアルシディーニのワインはタイのケンピンスキーホテル(5つ星)のハウスワインになっている事。(全然知らなかった💦)一切の化学物質は添付せずなるべく自然に近い形での製造を心掛けている事。あと面白いと思ったのが写真一番左のRecioto,こちら本来はイタリアのブドウを陰干しして糖度を上げて甘口に仕上げたワインの名前なのですが、ここタイでは熱さで乾燥させて糖度を上げているそうです。新緯度帯ワインならではだなと感心しました。
こちらは自分好みのエチケットを造ってくれるので記念日等の贈り物に最適。
アルシディーニのワインを一通り飲んでみて共通して感じたことが、キレイな酸味をとても大事にしているのかなと思いました。2015年のシラーズは少し熟成間が出ているにも関わらずキレイな酸が残っておりワイン全体のバランスを整えています。
このキレイな酸とバランスはこの家族の努力の賜物だと思います。現在は全部で2万本しか造れてないですがこれからもう少し生産本数を増やしていきたいとの事。
ひじょうにこれからが楽しみなワイナリーです、今はそこまでの知名度がないですがこのまま行けば間違いなく世界に誇れるタイのワイナリーになるでしょう!!
今後人気に火が付く前に一度試してみてはいかがでしょうか?
こちらの記事の動画もYouTubeでもアップしてますのでぜひ合わせてご覧ください。
もしご興味あるかたは是非お問い合わせください。
さて次回は同じくカオヤイにありますグランモンテに訪問です。個人的にはタイでNo1の造り手だと思いますので楽しみすぎてワクワクが止まりません。
それではまた次回お会いしましょう。チョンゲーオ🥂
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