皆様こんにちは。前回はおおまかなブルゴーニュの生産地域を覚えましたね。今回はその生産地域の中でも最も重要なCote d’Or(コート・ドール)を掘り下げていきましょう。
前回もお話しましたがコート・ドールは、ボーヌ村から北部のCote de Nuits(コート・ド・ニュイ)と南部のCote de Beaune(コート・ド・ボーヌ)の2つに分けられます。
そして今回覚えて頂きたいのはコート・ド・ニュイです。
どんな産地?
このコート・ド・ニュイという地区は長さ20km、幅数百mほどのワイン産地になります。そしてこのコート・ド・ニュイをもう少し細かく分けると以下のようになります。
- Bourgogne Hautes Cote de Nuits(ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ)……….コート・ド・ニュイ南西に広がる産地
- Cote de Nuits Village(コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ)………..『下記8つの村以外の村』
- ワインに名前を表記できる8つの村
これらの産地の赤ワインはすべてピノ・ノワールを使用します。少量ですが白ワインやロゼワインも生産されていますが、ほとんどが赤ワインです。
ブルゴーニュをこれから覚えようとされている方はまずは『1,2番の産地はコート・ド・ニュイで造られてるワインなんだ』くらいの感覚で大丈夫です。まず最初に覚えるべき所は3番の8つの村なのです!
8つの村?
このコート・ド・ニュイには生産村の名前を使ってもいい村が8つ存在しています。この村々は基本的には生産村が特定されるので、生産村が特定されていないコート・ド・ニュイ・ヴィラージュやブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイよりも高価で品質が高いものが多くなります。
では8つの村はどんな村があるのか見ていきましょう。
- Marsannay(マルサネ)
- Fixin(フィサン)
- Gevrey Chambertin(ジュヴレ・シャンベルタン)
- Morey-Saint-Denis(モレ・サン・ドニ)
- Chambolle Musigny(シャンボール・ミュジニー)
- Vougeot(ヴ―ジョ)
- Vosne Romanee(ヴォーヌ・ロマネ)
- Nuits Saint Georges(ニュイ・サン・ジョルジュ)
注:表記は北から南へかけての順番になっていますのでこのままの順番で覚えてしまいましょう。
これら8つの村にはそれぞれ
- 特級畑(無い村もある)
- 1級畑
- それ以外の畑(村名表記)
があります。もちろん特級畑が最高級のワインができる畑で、有名なシャンベルタンやロマネ・コンティは特級畑になります。
まとめ
いかがでしょうか?だいぶ簡潔にまとめましたので、なんとなくコート・ド・ニュイについてイメージが湧いてきたと思います。次回は8つの村をそれぞれ解説していきたいと思います。この8つの村はブルゴーニュワインを知る上で最重要ポイントになりますので是非覚えて頂きたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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