タイのお酒事情 その2

タイ、お酒

皆様こんにちは、昨日から8月に入りましてもう今年もあと5か月。去年よりタイの状況が悪くなっていってるのに戦々恐々としております。。。💦

そんな中今回のテーマは以前取り上げて好評でしたタイのお酒事情です。こちらをもう少し掘り下げていきます。

以前取り上げた内容をまだご覧でない方はこちらでどうぞ。

今日は禁酒日、タイのお酒事情🍷
皆様こんにちは、昨日と今日の2日間タイは禁酒日というお酒を販売してはいけない仏教の日になります。なのであまり知られていないタイのお酒事情について書いていきます。 そもそもタイはお酒に関しては日本では考えられない規制がたくさんあります。...

さて今回はタイのお酒事情でも実はあまり知られてない規制

1銘柄1社しかタイに輸入できないです。

以前書いた内容はタイに住まれてる方でしたら、実際にコンビニやスーパーで買えない時間があったり、アルコールの広告関連でのニュースを見たりすると思いますので知っていらっしゃる方も多かったはず。

しかしこの規制はあまりにも知られていないので、皆さんにぜひ知って頂きたいので今回書いていきたいと思います。

輸入イメージ

この規制どういう事かといいますと、例えばヴァンダンジュというワインがあったとします。日本の場合ですと様々な輸入業者さんがこのワインをいつでも自由に日本に輸入する事ができます

ただタイの場合、このヴァンダンジュというワインを輸入する場合、そのワインの登録を行い認可された場合は以降、他社の輸入は認めないのです。仮にA社がすでにヴァンダンジュをタイに輸入してる状況で筆者がヴァンダンジュをタイに輸入しようとしてもできないのです。

注1:更新時期があるので更新されなかった場合は他社が輸入できる。

注2:ワインの場合はヴィンテージ表記があるので、ヴィンテージが変わるごとに更新。

 

これによって何が起こるかというと、価格競争がおきないので輸入業者の言い値でしか買えなくなります。確かにタイは酒税、関税が高いからお酒は高いと思われると思います。実際皆様はショッピングモールやスーパー等でワインを購入されると思いますが、こういった所に卸しているワイン業者は老舗が多く元々の売値設定がひじょうに高い場合が多いのです。確かに安めのワインは酒税が高いのでしょうがない部分もあるのですが高級ワインにも同率くらいの値幅を載せているのです。

この背景としましては筆者が考えるに、あまり値段を気にしない富裕層やホテル等に以前からすでに販売しており安定した収益が常に見込めていた為の強気設定だったのかなと、なので価格を適正にする努力を怠っている結果だと思います。

ヴィラマーケット

実際に最近の輸入業者はワインの値段を適正価格で販売している会社は多いです、日本より価格が安かったり日本では中々購入できないレアなワインも簡単に手に入ったりします。(僕の判断の適正価格です)

しかしこういった業者はスーパーやショッピングモール等には卸してなく、レストランやホテル等にしか卸してない所がほとんどです。これも老舗企業を守るために新しい業者からは買わないという事なのかなと感じてしまいます。(実際の所は分かりません、あくまでも推測です💦)

なので彼らの様な適正価格で販売している所を探すすべは残念ながら一般の方にはありません、なので以前レストランで働いていた経験を基に、タイにある様々な輸入業者と繋がりのある筆者が一般の方が今まで買えなかったワインを販売しようと思い現在に至っております。

筆者からしたらネットで販売もできず、同じものを購入するライバルもいないので、日本より安く良いワインが手に入るという印象ですが、一般の方はそうではないです。早くこの規制を無くして自由競争ができる日が来てくれる事を祈っております。でないとこのタイのアルコール業界は一向に進んでいかないと感じます。

今回も少し切り込みすぎてしまいましたが、まだまだお酒に関しての謎は多いのでまた今度書きたいと思います。

それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂

 

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