フランス、ボルドーワインってどんなワイン? その2

フランスワイン

皆様こんにちは、今回も前回に引き続きボルドーワインについて書いていきます🍷

前回は左岸、右岸の説明でしたが今回は左岸にスポットを当てていきます。

まずその前にボルドーワインの名前の前についているシャトーという言葉。ボルドーワインを説明していく上で何回も出てくるので先に説明しておきます。

ボルドーは18世紀頃から、商人貴族たちがビジネスとして開港した土地ですのでメドックのワイナリーは、とても規模が大きくまた商人貴族たちが住む館も壮麗で大きな”お城”のような邸宅だったのでそこからボルドーでは、ワイナリーのことを”お城”、”シャトー”と呼ぶようになったのです。つまりシャトー’何々’とあったらボルドーのワイナリーだとわかります。

ホントのお城の様なシャトー・マルゴー

では本題にもどりまして、

左岸には、Haut-Medoc(オー・メドック),Graves(グラ―ヴ)、Sauternes(ソーテルヌ)の3つの有名な地区があります。今回は赤ワインにフォーカスするのでオー・メドックとグラーヴについて説明します。(ソーテルヌについては後日書きます💦)

ではまずオー・メドック地区は1855年のパリ万博の際に当時の価格や品質を基に、ナポレオン三世の要請を受け、初めてワインの格付けが行われました。1級から5級まで61のシャトーが格付けされました。この格付けは現在までほぼ変わらずに残されています。

1級のシャトーは5つあるため、合わせて5大シャトーとも呼ばれています。

このほかにもブルジョワ級という格付けも存在しており、位置付け的には5級シャトーのすぐ下の様な感じです。

参照:マイレージライフ

Cru Bourgois(クリュ・ブルジョワ)と表記される

注1:1973当時2級だったシャトー・ムートン・ロートシルトが1級へ格上げ。

注2:グラ―ヴから例外的にシャトー・オー・ブリオンが1級に格付け。

オー・メドック地区には主要な6つの村があり北から、

  1. Saint-Estephe(サン・テステフ)
  2. Pauillac(ポイヤック)
  3. Saint-Julien(サン・ジュリアン)
  4. Listrac(リストラック)
  5. Moulis(ムーリス)
  6. Margaux(マルゴー)

そしてこの6つの村以外はHaut-Medoc(オー・メドック)表記になります。

参照:株式会社徳岡

グラーヴ地区はオー・メドックよりも上流に位置します。グラーヴとは「砂利」を意味し、オー・メドックよりも粗い砂礫質の土壌です。そのため排水性が高く、雨が多い年でも高い品質を誇ります。格付け1級のシャトー・オー・ブリオンは、実はグラーヴにあるシャトーです。オー・メドック地区ではないワインが選ばれるのは極めて異例のことで、当時から名声を得ていました。

さらっと簡単にボルドー左岸の説明をしてみました。もしボルドーの渋みがありパワフルなワインを飲みたければ今紹介してきた地区や村の名前が記載されていれば、ほぼほぼ外すことは無いはずです。

後はご予算に応じてランクを上げていけば何故そのワインが値段が高く、格付けも上なのか分かるかもしれません。

ランク上げ例

Medoc→、Haut Medoc→Cru Bourgois→格付けシャトー

こんな風に比べながら飲んでいけば楽しく簡単に覚えられて、きっと次の日には誰かに話したくなるはずです!

さぁ次回は右岸を紹介していきます。右岸にはどんな村やワインがあるのでしょうかこうご期待。

それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました