フランス、ボルドーワインってどんなワイン? その4

フランスワイン

皆様こんにちは、長く続けてきましたボルドーワインシリーズ、本日ついに最終回になります。(だいぶ端折って書いたので続編あるかもですが💦)

最終回を締めくくる地区は100年経っても飲めるワインを生産しているSauternes(ソーテルヌ)地区をご紹介します。

参照:株式会社徳岡

ハンガリーのトカイと、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼと並び世界三大貴腐ワイン産地として世界に名を轟かせています。

ではまず貴腐ワインとはですが、

ボトリティス・シネレア菌というブドウの果皮に感染するカビの一種にあります。この菌がブドウの果皮に付着すると、菌糸が侵入して果皮の組織が破壊されます。その後、日照が多く乾燥した天候が続くことでブドウ中の水分が蒸発していき、収穫時には糖分などのエキスが凝縮した貴腐ブドウへと変貌を遂げるのです。     参照:ENOTECAonline

となっていますが要は、ブドウにカビが付いて水分が奪われレーズンみたいになる、という事です。

しかし様々な自然の様々な条件が整わないと貴腐ブドウにならないで、ただブドウがダメになってしまいます。

その条件が整っているのがこのソーテルヌ地区だという事です。この地区は秋頃になると毎朝深い霧が発生し湿度が上昇します。しかし午後には霧が晴れ乾燥が進む事で良質な貴腐ブドウが収穫できます。湿度だけだとブドウにとってはただの病気で、乾燥だけだと菌が繁殖できないのです。

この素晴らしい環境のソーテルヌ地区にも格付けがあります。

ソーテルヌ格付け
参照:enoteca

そしてこの格付けで最も気を引く特別第1級はなんと1シャトーしかありません。そう、そのシャトーこそ100年後も飲めると言われる貴腐ワインを生産するChateau d’Yquem(シャトー・ディケム)なのです。長い歴史を誇るボルドーでも最古の歴史を持つシャトーで、世界の貴腐ワインの頂点に君臨し続けるまさにキング・オブ・貴腐ワイン、それがシャトー・ディケム。

輝く黄金色に、完熟したアプリコットや濃厚なハチミツ。さらに甘みだけではなく酸とミネラルも、しっかりしており究極のバランスを表現している貴腐ワインです。

貴腐ワイン界のキング
シャトー・ディケム

普段甘口のワインを飲まれない方も少しは飲んでみたくなったでしょうか?ただ流石キング、お値段もキングなのです💦ハーフボトルでもかなりのお値段。しかも甘口ワインという事で大人数で飲まないと1本開けれないとなると中々購入は難しくなります。(もの凄く甘党な方は別ですが)

なので中々飲むのが容易では無いですが、もし大人数での食事会がある場合や、もしくは高級なフレンチレストランなどに行った時などはチャンスかもしれません。大人数でしたら食後にグラス1杯づつ出せば飲みきれますし、高級フレンチレストランならもしかするとグラスで開けているかもしれません。

とにかく死ぬまでには絶対に飲みたいシャトー・ディケムですが最初からいきなりはちょっと,、と思われると思います。なので最初はハーフボトルの1級、2級当たりのシャトーから飲んでみてはいかがでしょうか?このあたりならシャトー・ディケムと比べて信じられないぐらいお安く購入できますし品質も高いのできっと食後のあなたを至福の時へいざなってくれるでしょう。

さぁ今回も駆け足で紹介してきましたボルドーワイン、皆さんが少しは飲みたくなって頂けたなら幸いです。当社ではボルドーワインも多数取り揃えていますのでご興味出た方はお問い合わせください。

それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂

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