ワインの劣化原因

ワイン

皆様こんにちは、ここ最近開けたワインが連発してBouchonne(ブショネ)に当たってしまいガッカリしてしまいましたので、今回はワインの劣化について書いていきます。

注:ブショネはフランス語、英語だとCorked(コルクド)になります。タイではブショネよりコルクドの方が通じます。

まずワインの劣化原因は、熱での劣化、コルクの乾燥などによる酸化等がありますが、これらは管理の問題なので安心できる輸入業者や酒屋で購入すれば問題なくほぼ防げます。ただブショネのワインだけは誰にも防げず実際、筆者の経験上8-9割くらいのワインの劣化はこのブショネが原因となっています。

ではブショネとはどんな劣化なのでしょうか?

ブショネはカビや段ボールの様なすえた匂いがします。これは強烈なモノから微々たるモノまでありますが香りは同じです。この香りを判別できる様になりますと、この不快な匂いばかり目立ってしまって少しでもブショネしてるワインは飲めたモノではありません。

ブショネの主な原因は、コルクの原材料であるコルク樫に元々存在していたか、成形の過程で発生した化合物TCA(トリクロロアニゾール)が原因となります。なのでコルクを使っているお酒全てに起こる可能性のある劣化で、事実、筆者は以前シングルモルトウイスキーで当たった事もあります。(ブショネのワインを飲んでしまっても健康に影響はないです)

とある生産者に伺ったところ、年間3%くらいのワインがブショネで返品されてくるそうです。返品だけで3%なので、気づかれずに飲まれてるものを含めたらもう少し高い確率でブショネになっているという事です。

生産者はこのブショネが発生しないよう清潔な設備の中でコルクの消毒、殺菌を行っていますがそれでも発生してしまうので、もはやコルクで栓をしている以上防ぎきれない劣化になります。なのでコルクを使わない、スクリューキャップや合成樹脂のコルク等はブショネが発生しないのでその点に関しては安心です。

😢 ブショネしていたシャンパン

中々最初からブショネのワインを個人で判別するのは難しいので、レストランで返品前のブショネワインを保管している場合もありますので、もしあれば香りを嗅がせて貰うのもいいかもしれません。何回か嗅げば鼻が香りを記憶するはずです。

もし万が一ブショネのワインに当たってしまったら購入した所に持っていき交換してもらいましょう。(自信をもって交換しに行くのは、一般の方にはかなり高いハードルかもですが💦)

当たる時は連発して当たってしまう筆者とブショネの関係。希少なワインを開ける時は祈りながら開ける様にしています(笑)

それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂

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