皆様こんにちは、今回も名前は知っているけど、どんなワインか知らないシリーズ第二弾です🍷
今回はみなさんご存じRomanee Conti(ロマネ・コンティ)です。世界で最も高い値段で取引されるこのワインは超高級ワインの代名詞。誰もが一番高いワインは?と質問したら答えるであろうロマネ・コンティを今回はご紹介。
フランス、ブルゴーニュ地方のVosne Romanee(ヴォーヌ・ロマネ)村のロマネ・コンティという特級畑で、ピノ・ノワール100%で生産されます。
注:ブルゴーニュで最高級の特級畑は、畑の名前だけの表記で良く村の名前の表記がいりません。
生産者はDomeine de la Romanee Conti(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)です。略してDRCと表記されます。このDRCが造るロマネ・コンティは単独所有の畑となっておりDRC社しかロマネ・コンティを造る事ができません。畑の広さはわずか1.8ヘクタールしかありませんが、東南東に向いた日当りの良い場所にあり、特級の畑に囲まれています。複雑な地層をもつ土壌の上部は石灰質でやせているため、ブドウの根は地中深くまで伸び、地中のミネラルや多様な要素を吸収することができます。つまり、ロマネ・コンティの畑は、立地、土壌共にブドウ栽培において最適な条件を満たした傑出したブドウ畑なのです。
たった1.8ヘクタールのこの最高の土地からは年間なんと6000本余りしか生産されません。この6000本の最高とされるワインを、何十億人といるワインラヴァ―が奪い合うので必然的にロマネ・コンティは高額になります。
もちろん土地が良いだけでは世界最高峰にはなりません。
畑の耕作は馬で行い、農薬や除草剤を一切使用しない有機栽培でブドウを育て、毎年、周りのブドウ畑より遅くに行われる収穫はもちろん手摘み。もともとブドウ栽培時に徹底した収量制限が行われているにもかかわらず、更に収穫されたブドウは厳しく選果され発酵されます。
なるべく自然に近い造り方をしながらも、栽培家や醸造家の絶え間ない努力により今日の名声へと繋がっているのです。
ちなみにこのDRC社はこのロマネ・コンティ以外にもワインを造っているのですが基本的にはすべて特級畑のワインしかないのでどれを飲んでもかなりの高額になってしまいます。最近ではロマネ・コンティ単体では購入できず他の畑とのセットでしか購入できなくなってきています。(それを販売している小売店は別)
パッと見、飲みなれていない方が見たら全部ロマネ・コンティに見えてしまいそうです。ちなみに筆者の知り合いはロマネ・コンティを飲んだ―!と言っていたので写真を見たらDRCのエシェゾーでした💦それでも十分高価ですが。
これで少しはロマネ・コンティの事がお判り頂けたでしょうか。
誰もが一生のうち一度は飲んでみたいワインです🍷
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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