皆様こんにちは。昨日より開国のここバンコク、外出禁止時間も無くなりいよいよ以前の姿に戻るカウントダウンが始まったといった所でしょうか?
しかしここバンコクの外出禁止時間は無くなるのに、我がオフィスがあるバンナーから目と鼻の先のサムットプラカーンは空港以外は23時以降の外出禁止が継続されています。サムットプラカーンより感染者が多いバンコクは良くて少ないサムットプラカーンは規制継続。謎過ぎます。全県解除すればいいのにと感じているのは筆者だけなのでしょうか💦
さて本題にもどりまして、前回ヴォ―ヌロマネの生産者を紹介したのですが、スーパースターが多すぎてとても1回では書ききれなかったので、今回も引き続きヴォ―ヌロマネの生産者のご紹介をしていきます!
覚えておきたい生産者
Domaine Meo Camuzet(ドメーヌ・メオ・カミュゼ)
以前ヴ―ジョを紹介した時にも取り上げた生産者。エマニュエル・ルジェと共にアンリ・ジャイエの後継者と言われています。
メオ・カミュゼは、ワインの神様と呼ばれているアンリ・ジャイエがコンサルタントを務めていたことでも有名。1989年から醸造を担当するジャン・ニコラ・メオはアンリ・ジャイエに直接指導を受けた数少ない人物のひとりで、その指導のおかげで、風味の深さや果実味のインパクト等、メオ・カミュゼの酒質は向上しました。
所有している畑も質が素晴らしくこのヴォーヌ・ロマネにはリシュブールとエシェゾーを保有しています。
Mongeard Mugneret(モンジャール・ミュニュレ)
17世紀ごろから代々ブルゴーニュでブドウ栽培をしてきた家系です。現当主ヴァンサン・モンジャールの父、ヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャンの時代にドメーヌは大きく成長。
2003年から減薬農法にも取り組んでおりワインの質が向上しています。父ジャンの時代、このドメーヌのワインは新樽の香りが顕著に感じられましたが、近年のワインは樽香が果実味の中にきれいに溶け込み、洗練さを増しています。
リシュブールも所有しているのですが、モンジャールを語る上で外せないのがなんといってもエシェゾーとグラン・エシェゾー。DRCに次ぐ広さの畑を所有しておりワインの質も高い。しかも価格はそこまで高くないのでグラン・クリュ初心者にはオススメです。
Domaine Michel Gros(ドメーヌ・ミシェル・グロ)
1800年代より続く名門グロファミリー。その中でも本家に当たるのがこのミシェル・グロです。ボーヌにある醸造学校を卒業したミシェルは、父ジャンのドメーヌで働きつつ、その一方で22歳の若さにして、自身のドメーヌ、ミシェル・グロを設立しました。
ミシェル・グロと言えばなんといっても、プルミエ・クリュのClos des Reas(クロ・デ・レア)です。様々な畑を所有していた父ジャンが、この素晴らしい単独所有畑が相続により分割される事が無いようにと、グラン・クリュの畑を他の兄弟に与え、ミシェルには単独所有のままのクロ・デ・レアを与えたのです。
そのクロ・デ・レアですが格付けはプルミエ・クリュですが実力派グラン・クリュに迫る勢い。尚且つ価格もそこまで高騰していないのでヴォーヌ・ロマネの神髄に少しでも触れたいのならお勧めしたい1本になっています。
Domaine BIzot(ドメーヌ・ビゾ)
1995年に設立。現当主はジャン・イヴ・ビゾ。かつては化学肥料を用いられた畑があったが、彼自身は徹底した自然栽培を実施しており、1997年からは完全な有機農法に切り替えました。
実はアンリ・ジャイエにワイン造りを教わっていたジャンですが、スタイルがアンリ・ジャイエとは違うので後継者と呼ばれる事はありません。
徹底的にブドウ栽培から醸造、瓶詰まで己の哲学を貫き続けるジャンのワインは、上質なブドウのみを使用するので過剰なテクニックを使用しません。なのでテロワールの表現が見事に感じ取れるのです。ヴォーヌ・ロマネを感じるならオススメの生産者なのですが、生産本数が少ないのがネックになっています。見つけたら即購入をオススメしたい生産者です。
まとめ
2回に渡ってヴォーヌ・ロマネの生産者を紹介しましたがこれはホント1部の生産者です。ここで紹介しきれていない生産者も沢山いるのでぜひ機会があればお試しください。
さぁいよいよ次回はコート・ド・ニュイ最後の村ニュイ・サン・ジョルジュのご紹介になります。それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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