タイで購入可能!NMとRMの生産者紹介 その5

シャンパン

皆様こんにちは。先日までは割とメジャーな生産者を紹介してきましたので、本日からはそこまでまだ知名度は無いけれど、素晴らしい生産者のご紹介をしていきたいと思います。まだ名前が一般層にまで知られていない今だからこそ覚えておきたい、そしてこれから価格も高騰していく事間違いなしの生産者。

その生産者はNM(ネゴシアン・マニュピラン)のMarguet(マルゲ)です。

歴史、場所

1870年シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランスにあるAmbonnay(アンボネイ)村に設立。現在当主を務めるのは5代目になるブノワ・マルゲ。彼が当主になったことによりこのマルゲは飛躍的に評価を上げていきます。

5代目当主のブノワ・マルゲ

こだわり

まずこのマルゲのこだわりを語る上で天才醸造家、エルヴェ・ジェスタンの存在を外すわけにはいきません。エルヴェ・ジェスタンは若干24歳で大手シャンパンメーカーのデュヴァル・ルロワ社の醸造長になった人物で、その傍ら多くのシャンパンメーカーの醸造コンサルタントも務めていました。彼はシャンパーニュ界におけるビオディナミ農法の第一人者でもあります。

天才醸造家エルヴェ・ジェスタン。

その彼にブノワは2004年から教えを請い、2006年からは2人の共同作業が始まります。そして2009年からは完全にビオディナミに移行。2010年からは馬による耕作をスタートさせています。

『自らの畑の観察と、畑および自然との対話から導かれる自分の直感を最優先する』という彼の言葉通りとてもテロワールを大事にしています。

ナポレオン時代から別格と評価されたアンボネイの区画ラ・グランド・リュエルなどの他、5つのグランクリュの村(アンボネイ、ブジィ、マイィ、シルリィ、ヴェルズネイ)と、セカンドクリュ(エペルネ)に自社畑を保有し、ほかにヴェルズネイ村やコート・ド・ブランのメニル・シュール・オジェ村の信頼する葡萄栽培業者からも原料を購入しています。

馬での耕作風景。

補糖は一切せず、亜硫酸(SO2)は全く使用しないか、使用したとしても非常に限られたケースに限り、その際の使用量は極少量に留めています。殆どが、単一畑や単一村(単一クリュ)名のラベルでメゾンにて瓶詰し、その殆どが特級に格付けされています。

特徴

やはりその土地のパワーをダイレクトに感じられる事こそマルゲの一番の特徴でしょう。ドサージュをしていないのにも関わらず、全てのキュヴェで感じられるボリューム感。そしてとても長い余韻と複雑さ。とても丁寧な作業をしてテロワールのポテンシャルを引き出しているのが一口飲んだだけで感じ取れます。

テロワールが直に感じられるリューディシリーズ。

まとめ

まだそこまで知られていないマルゲ。ここまでの強いこだわりで造られるシャンパンは、もうまさに芸術の域です。これから有名になっていくのは自然の成り行きでしょう。

そんなマルゲ、価格が高騰する前に飲んでみたいそこのあなた。もちろん当店で販売しております。単一区画のモノもあるのですが、まずはマルゲのスタンダード品。こちらを是非お試し頂きたいです。

Marguet Shaman(マルゲ・シャーマン)

マルゲ・シャーマン

 

アンボネ村とブージィ村の自社畑の葡萄のみを用いて造られるスタンダード品。スタンダード・キュヴェでありながら、自然な栽培による葡萄の凝縮感と生命感、ドザージュゼロ、亜硫酸が少ないことによる、純粋さが明確に表現され、マルゲの魅力がしっかりと詰まっています。

こちらのシャンパン通常は2800バーツなのですが、ブログ読者限定で2500バーツとさせて頂きます。これを機会にこだわりぬいて造られるマルゲのシャンパンに触れてみてはいかがでしょうか?

 

それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂

 

 

 

 

 

 

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