皆様こんにちは。観光客の消費を促すために5年間酒税を下げるとの発表があったタイです。しかしいつからとか、どのぐらい下がるとかの発表は全くなく、またもや見切り発車的な発表の様な気がしてならない筆者でございます。
ホントに下がってくれる事を祈りつつ、本日もRM(レコルタン・マニュピラン)の生産者のご紹介です。
Chartogne Taillet(シャルトーニュ・タイエ)
以前のブログでも紹介しましたジャック・セロス。この生産者には表立って弟子だと言われている生産者が4人いまして、筆者は勝手にその生産者をジャック・セロス四天王と呼んでいる訳ですが、今回はその四天王の末弟シャルトーニュ・タイエのご紹介です。
こちらは兄弟子の紹介です。
歴史
1683年に大都市ランスの北西に位置するメルフィという小さな村で設立。18世紀にはヴェルズネイやアイなど、現在のグラン・クリュの村と同等の最高ランクの価格でブドウが取引されていた銘醸地です。
1950年、第二次世界大戦により荒廃してしまった畑の再建が始まりますが、かつての輝きは失われていました。しかし現当主のアレクサンドル・シャルトーニュが、かつてのメルフィの輝きを復活させるべく様々な取り組みを行っていくのです。
こだわり
まず彼は、ロマネ・コンティやジャック・セロスも依頼している世界的土壌学者クロード・ブルギニオンに土壌分析を依頼します。その分析結果をもとに土壌に最適なブドウを栽培し始めます。
もちろんジャック・セロス等とも同様に除草剤の使用を辞め、空気を含ませた土壌を作りを徹底しています。
メルフィ村の特徴は多様性に富んだ土壌です。他のグランクリュの土壌がほぼ粘土とチョークで構成されているのに対し、メルフィでは砂質を主体に砂岩、粘土、石灰と様々なタイプの土壌が混ざり合い、チョークの下層土を厚く覆っています。
アレクサンドルはこの多様で個性豊かなテロワールの表現というものに力を注いでいきます。
おすすめキュヴェ
シャルトーニュ・タイエのシャンパンを飲んだ事ない方にオススメしたいのがスタンダードキュヴェのSaint Anne(サン・タンヌ)です。
こちらのキュヴェは、メルフィにある様々な土壌タイプの畑からのワインをブレンドすることでメルフィの複雑なテロワールを見事に表現した1本になっています。このサン・タンヌという名前もメルフィの守護聖人サンタンヌにちなんで名づけられています。
さてそんなシャルトーニュ・タイエのサン・タンヌですが今回も沢山の方に知って頂きたい思いで通常2400バーツの所を、ブログ読者限定で2200バーツでの販売とさせて頂きます。
味わい
リンゴの蜜のふくよかさとさわやかさを思わせるエレガントな香り。旨みとして感じる細やかなミネラル感と果実のジューシーさに富むアタック。ハチミツやバターのふっくらとしたボリュームに加え、長期熟成の複雑さ、そしてアフターのフレッシュさが全体のまとまりを良くしている。
これを期にシャンパン通への一歩を踏み出してはいかがでしょうか?ちなみに以前のYouTubeにてシャルトーニュ・タイエのサン・タンヌの解説をしていますのでこちらも併せてごらんください!
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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