皆様こんにちは。今回は筆者が白ワインの価値観を変えられた生産者のご紹介です。紹介の前に少しだけ、当時の筆者の説明を。
約15年前、筆者はフランス料理店でサービスとして働いていて、当時筆者が飲むワインと言えば、ほとんどの方と同じ様に赤ワインばかりでした。それも、ようやくボルドーワインだけではなくブルゴーニュワインの素晴らしさに気づき始めたくらいの時でした。

当時はまだそんなに価格が高騰していないので安月給でも村名くらいは普通に購入できました。
その時のレストランでのワインの注文は、やはり赤ワインが多く白ワインをボトルで注文される方はかなり少なかったです。
そんなある日のディナーで事件(おおげさ)は起きるのです!!
支配人『いいワイン開けた方がいて、少しテイスティングさせてくれるって』
筆者 『そうなんですね、ではちょっとテーブル顔出しますー』
支配人『良かったなー、なかなかこんなワイン飲めないよ』
筆者(どんなワインなんだろう?)

フランスのプロヴァンスにある様な1軒家のレストラン。
そしてそのテーブルに行くと、
支配人『来ましたので、少し頂きます。』
と、お客さんに言うと筆者のグラスにそのワインを注いだのです。
筆者は赤ワインだと思っていた為心の中で
白ワインかーい!と思わず叫んでしまいました。(失礼な奴💦)

思わず心の中で叫んだ瞬間。
しかしせっかくのご厚意を無駄にするわけもなく、
筆者『では頂きます』
と一口含んだ瞬間に身体に稲妻が走るような感覚に陥ったのです。
なんじゃこりゃ~!!!!!(心の声)

こんな感じです。
今まで飲んだ事のある白ワインはスッキリで酸が強いだけというイメージでした。しかし今飲んだ白ワインは、華やかさと香ばしさが混ざる香りで、味わいは今まで体験したことがないコクとまろやかさがあるのです。
支配人 「どう?』
筆者 『、、、こっ、これはヤバいですね、今までこんなの飲んだ事ないです、、、何なんですかこのワインは?』
支配人 『1996 Bonneau du Martray Corton Charlemagne(ボノー・デュ・マルトレ コルトン・シャルルマーニュ)だよ』

衝撃的な味わいだったボノー・デュ・マルトレのコルトン・シャルルマーニュ。
筆者『名前は聞いた事ありましたけど、こんなに凄いんですねグラン・クリュって。』
支配人『グラン・クリュだから凄いのもあるけど、コルトン・シャルルマーニュと言えばボノー・デュ・マルトレというくらい素晴らしい生産者だからね』

所有している畑は全て特級畑のボノー・デュ・マルトレ。
筆者『そうなんですね!これは本当に本当に感動しました!〇〇さん(客名)ありがとうございました!!!』
こうして今までの白ワインの価値観を全て壊された筆者は、翌日からひたすら白ワインだけを購入する修羅の道へと突入していったのです。
と、今回は筆者の体験談を書いてみました。当時7-8年くらいの熟成しかしていない、このコルトン・シャルルマーニュで感動したので、今飲んで改めてどう感じるかをやってみたくなってきました。もし1996年の同じワインを発見出来たら飲んでみて、また追記してみたいと思います。
それではまた次回お会いしましょう、チョンゲーオ🥂
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